われわれは戦争に負けるはずがない!
われわれには三千年間一度も負けたことのない味方が出来たのだ。
われわれは常に先制攻撃をかける!
ルーズヴェルトはウドロー・ウィルソン同様の狂人だ。やつはまず戦争を
煽動し、 次に戦争の原因を捏造し、そして汚らわしくもキリスト教の偽善
の外套を身にまとって、自分の攻撃が正当なものだという証人として神の
名を呼びながら、ゆっくりと、しかし確実に人類を戦争に導いてゆく。
諸君! 諸君は皆ついに救いを見出したと思う。
一つの国家が、その真実と正義の歴史の中で例のない恥知らずな扱い
に抗議する措置をとったのだ。
日本が、日本国政府が、この男と何年もの交渉の末、ついに三文の値う
ちもないやり方で嘲弄されることにあきた事実は、ドイツ人の全て、そして
世界の全ての謙虚な人々を深く満足させるものである。
そこで私は本日、アメリカの代理大使ならびにその部下に対し旅券を渡す
よう手配した。
よってドイツ国政府はアメリカとの全外交関係を断絶、ルーズベルト大統
領により招来されたかかる状況下において、ドイツもまた本日よりアメリカ
と戦争状態にあると考える。
1941年12月11日