6月16日











今日は劣化ウラン弾について。







まず劣化ウラン弾とは何かですが







弾芯に劣化ウランを使用した弾丸のことで

主に対戦車機関砲・近接防御システム・戦車砲の弾丸に用いられる。

はてなDairyより







ものです。







コレの何が問題であるかというと







弾芯に使われている劣化ウランが







放射性障害を引き起こす







と言われているからです。







本当にそれほど危険なものなのでしょうか。







もしそうであるなら







それを使用する米軍兵士が真っ先に危険に晒されると思うですが。







疑問に思ったら調べてみようってことで







劣化ウランについて調べてみました。







まずなぜ劣化ウランを弾芯に使うのか。







劣化ウランは比重・硬度が高く、運動エネルギーが高くなるため貫

通力にすぐれており、着弾時にかかる圧力により自然発火し焼夷

効果もあることから、弾頭としてきわめて望ましい特性を持つ稀有

な素材とされている。









からだそうです。







で、その劣化ウランとは何かというと







天然ウランを濃縮し核燃料を抽出した残りかす







が劣化ウランになります。







つまり、この残りかすが危険な放射性物質であるかどうかが問題になるわけです。







天然ウランには金属ウランとしてのウラン238と







核燃料として使用する放射性同位体のウラン235が含まれています。







そして天然ウランに含まれるウラン235の割合は0.7%ほどです。







これを3〜5%にするのが濃縮という作業になります。







100%完全には分離できないので







当然残りかすである劣化ウランにもウラン235は含まれます。







その割合は天然ウランよりも低くなります。







小学生でもわかる理屈ですよね。







燃料として使えるものが多く含まれているなら







燃料にするに決まってます。







廃物を有効利用するために兵器にしているわけです。







で、これを使用した場合に放射性障害として人体に影響があるかどうかは







実のところよくわかっていません。







健康被害や環境問題について証拠が不十分であると







アメリカやWHO(世界保健機関)は否定的な立場をとっています。







わたし個人の意見では







因果関係が不明である。







むしろその可能性は限りなく低いと思われる。







だが0ではない以上使用は控えるべきである。







といったところです。







ちなみに反対派の意見は







悪質なプロパガンダであるとわたしは思っています。







以下に幾つか反対派の言っていることを並べてみます。







・劣化ウラン弾は核兵器だ。

違います。あほですか。

・アメリカ国内で使わない。危険だから使わないんだ。

違います。製品としてのコストが高いからです。

・ボスニアやコソボでガンや白血病の発病率が増えた。

それ以前の罹患率がわかっていない。結論ありきで物を言うな。









まとめてみるとこんなところでしょう。







まとめ

・装甲を貫くにはベストの素材。
・標的に当たると焼夷効果がある。
・放射性物質としての害は賛成派が言うほど少なくはなく
 反対派が言うほど大きくも無い。
・重金属としての被害は有ると思われる。
・戦闘時にエアロゾル化するので風に乗って広がってしまう。
・コストが安いというのはウソ。








エアロゾルについて書いていなかったので補足。







エアロゾル化して人体に取り込まれた場合







ウランは人体構成の必須元素ではないので







極微量の残留はあるにせよほとんど体外に排泄される。







環境において広く拡散した場合







土壌中や海水中の天然ウランに埋没してしまうと考えられる。







ということだそうです。

















それでは今日はこのへんで。





(*^・゜)ノ⌒・ちゅっ!










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